
劇画『新選組オブ・ザ・デッド』
映画『新選組オブ・ザ・デッド』の劇画版。映画の公開に合わせ、全4話をコミック乱ツインズで連載。のちに書籍化。作画を『実験人形ダミー・オスカー』『オークション・ハウス』などで知られる劇画界の巨匠 叶精作氏が担当し、《映画のままの屑山下衆太郎》を、精密な劇画タッチで描き話題となった。
言 葉 / PIECE
2014年、リイド社でのマンガ化の打合わせのさい「無理を承知で、叶精作先生にお願いできませんか?」と編集長に言ってみたところ、話が先生まで届き、なんと作画のOKが出る。
先生と編集長から、脚本は監督に書いてほしいとのリクエストがあり、指定された4話ぶんの脚本を僕が書くことになった。
大ファンの叶先生のタッチをイメージして、劇画版は構成や配役を大胆に再構築している。劇画版では唐人エックスは美しい女性になっていて、映画では登場しなかった土方歳三がメインキャラクターとして活躍する。劇画らしい、エロチシズムとバイオレンスを全開にして、どんどんイメージがふくらみ筆が走った。
このあと、叶精作先生に誘われ2本の劇画の原作と脚色を手掛けた。ひとつは池波正太郎先生が原作の時代劇『力婦伝』。もうひとつはオリジナル脚本の伝奇アクション『逢魔の森の嘆き姫』。
映画とはちがった角度で物語を表現できるマンガの脚本は、すごく新鮮でたのしい共同作業だ。

劇画『新選組オブ・ザ・デッド』全4話
作画 / 叶精作 原作 / 渡辺一志
掲載誌&書籍化 / コミック乱ツインズ(リイド社)/ 2015