『キャプテントキオ』

西暦200X年、廃墟と化した東京都を舞台に、夢と情熱を燃やす若者たちの姿を描いたアナーキーでクレイジーな青春映画。アニメ『北斗の拳』ばりに絶叫するナレーションを、オリジンである千葉繁氏が担当。


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言 葉 / PIECE

『キャプテントキオ』は、自伝的な映画だ。映画監督を目指す主人公の《フルタ》は、少年時代の僕だ。僕が演じた《映画屋》は、青年時代(当時)の僕。映画の中で、ふたりの自分が対話をしている。

もうひとつ《未来の自分》の姿として、かつて俳優だった老人と、映画をプロパガンダとして利用する東京都の支配者、ふたりのキャラクターに分岐して登場させた。もうすぐ僕も、彼らの年齢に近づく。

世捨て人だった老人が、挫折した少年を奮い立たせるため、かつて俳優だったことを明かすシーンを、石立鉄男さんはいたく気に入っていた。「いつか熱海へ遊びにきなさい。一緒に酒を飲もう」と、クランクアップの日、わざわざ革の手袋をぬいで握手をしてくれた。

この約束を果たせずに石立さんは、映画の公開前に亡くなってしまったが、石立さんの手のひらは無骨であたたかかった。


『キャプテントキオ』

スタッフ / STAFF

脚本・監督 / 渡辺一志

音楽 / PANTA(頭脳警察)

主題歌 / 髭 HiGE「ドーナツに死す」


出 演 / CAST

フルタ / ウエンツ瑛士

ニッタ / 中尾明慶、署長 / 日村勇紀(バナナマン)
アロハ / いしだ壱成、モヒカン / 渋川清彦、映画屋 / 渡辺一志

ナレーション / 千葉繁

老 人 / 石立鉄男

都知事 / 泉谷しげる


35mm / 96分 / 2007
配給 / プログレッシブ・ピクチャーズ / ディーライツ