有島武郎の同名小説や、旧約聖書の一節《カインのアベル殺し》にインスパイアを受けた奥秀太郎監督が、現代日本の川崎を舞台に再構築したオリジナル映画。ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品。

有島武郎の同名小説や、旧約聖書の一節《カインのアベル殺し》にインスパイアを受けた奥秀太郎監督が、現代日本の川崎を舞台に再構築したオリジナル映画。ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品。
奥秀太郎の卓越したビジュアルと、タブーを恐れぬ俳優たちの熱演が、映画をより過激なものにしている。なにより、この作品の核をなすのは、自身も優れた映画監督である渡辺一志だ。
トニー・レインズ(映画評論家)
『カインの末裔』は、俳優としてはじめて主演した映画。正しく《映画》として《熱》を持ったものをつくりたいという、奥秀太郎監督の執念と狂気が結晶化したような不思議な作品に仕上がった。
2005年、川崎の工業地帯を中心にロケーションを敢行し、毎日、尖った俳優たちとスモッグと機械油にまみれながら撮影した。
また、この作品でも内田春菊さんと共演。『ビジターQ』の撮影当時は、お子さんたちを連れ、赤ちゃんに授乳させながらの撮影だったが、子どもたちもずいぶん大きくなっていた。
2006年、バンクーバー国際映画祭に出席したとき、映画評論家のトニー・レインズ氏から、直接お褒めの言葉をいただき、『グエムル 漢江の怪物』で出席していたポン・ジュノ監督を紹介される。
2007年、奥監督と一緒にベルリン国際映画祭に出席。奥監督は、このとき映画祭にきていた桃井かおりさんに出演を打診し、のちに『USB』で実現。僕も、親子役として演技をさせてもらい刺激となった。
《監督》としてではなく《俳優》として現場に立つ機会を与えてくれた、大切な映画。

カインの末裔
監督 / 奥秀太郎
棟方
渡辺一志
松村
田口トモロヲ
毛
古田新太
和江
内田春菊
ゆかり
楊サチエ
田村
岸建太朗